平均利用者数の計算について分かりやすく解説 | 障害福祉指定申請のご相談は行政書士/社会福祉士まなぶ法務事務所

ご無沙汰しております。更新滞っておりました。昨年は多数のお問い合わせや業務依頼があり、日々忙しいながらも充実した1年を過ごすことができました。今後も精進して参りますのでよろしくお願いいたします。

ところで皆さまは処遇改善加算（障害）の届け出は完了しましたでしょうか？私は最大のミスで2月末締め切りというお知らせを見落とし、大切なお客様にご迷惑をおかけすることになりました。ですが、3月6日付のお知らせで、4月15日まで延長するとの朗報がございましたので、皆様にも共有いたします。

平均利用者数について

勤務表を作成する欄に「平均利用者数」という欄があると思います。事業開始している事業所ならまだしも、新規申請の場合は利用者がいないのにどう埋めればいいのでしょうか？

新規申請の場合は定員の9割を記載することになります。

例えば

定員18名と設定した場合、

18名×0.9＝16.2人（平均利用者数）

となります。平均利用者数がでると職員の必要人数がでます。

６：１　設定の場合は　16.2人÷６=2.7人（職員）

４：１　設定の場合は　16.2人÷4=4.1（繰り上げ）（職員）

こちらで算出された数字は6カ月継続いたします。

6か月後より半年分の数字を元に計算し、1年経つまで半年分ずつ計算いたします。つまり6カ月（単純計算の0.9掛け）＋6カ月（半年分ずつの延べ人数計算）ということになります。

7月に平均利用者数を出そうとした場合　１～6月分

8月に平均利用者数を出そうとした場合　２～7月分

9月に平均利用者数を出そうとした場合　３～８月分

という風に過去半年分をスライドさせながら計算いたします。

定員増加した場合再び上記ルールに戻ります。

【1年経過】1年分の平均利用者数を1年間各月計算することなく運用できる

↓

【定員増加】再び上記ルールに戻り増加分を0.9掛け計算します。

1年経過し平均利用者数が12.3という数字が出たとします。

定員を2名増加した場合、12.3名＋（2名×0.9）=14.1名

ということになります。

平均利用者数を算出するたには、新規申請を除き利用者数延べ数を理解しておかなければいけません。

【ex グループホーム】

という条件で2月の利用者延べ数を計算していきましょう。

令和2年2月は29日間あります。ここで大事なのは何日間入所しているかです。

「2月の平均利用者は？」

の問いに3名入所しているから3人・・・ではなく

（10日＋29日＋28日）÷29日＝2.3人

となります。

＊本来1年未満の事業者は半年分の延べ人数で、1年以上は1年分の延べ人数で計算します。あくまで簡易的に計算したものになります。