介護事業をやる上で人員基準は守っていかなくてはなりません。加算、減算にも関係してきます。事業所は配置しなければならない人員をしっかり配置できるよう気を付けていきましょう。

 

常勤換算

人員の数え方に常勤換算という方法があります。これは事業所が設定している就業規則の勤務時間数に勤務時間が達している場合、雇用形態が正社員、パート、アルバイト、属宅社員、契約社員であろうと常勤扱いとなることをいいます。

 

訪問介護の人員基準

訪問介護は訪問介護員を常に2.5人配置しなければなりません。ここで他の介護事業と違いややこしい部分がございます。訪問介護は正社員以外の場合契約内容にもよりますが、訪問時間以外は抜けているためどのように換算すればよいか分からないという場合がございます。いわゆる待機している時間ですね。この待機している時間を換算するかしないかは、給料の発生しているかどうかで違ってきます。

待機時間 常勤換算
給料が発生している 待機時間も常勤換算に含める
給料が発生していない 待機時間は常勤換算に含まれない

 

常勤換算する時間を把握できたら、事業所にとって時間数が足りているか、足りていないのかを把握します。

例 A事業所

就業規則 8時間

人員配置 2.5人×8時間=20時間

A事業所には1日に合計20時間の勤務時間があれば2.5人以上の配置ということになります。